コンサート

室内楽のコンサートに行きました。今回はアストル・ピアソラの特集で,演奏曲目は次のとおり。

リベル・タンゴ

エル・デスバンデ

大草原の夕暮れ

プレパレンセ

さよならパリ

アディオス・ノニーノ

天使のミロンガ

フーガ9

エスクアロ

オブリビオン

タンゴ組曲

現実への三分間

(アンコール)ブエノスアイレスの夏

 

 

1曲1曲は良い曲なのですが,さらさらと流れずに妙に詰まる感じの曲が多く,かつ,感情過多な印象を受けてしまい全曲聴き通すのは辛いものがありました(特に感情過多な曲は演歌調に聴こえてしまい,辟易してしまいました。)。妙に詰まると感じたのは,元々リズム優位な曲が多いだけでなく,音が短く切れているからだと思われます。

今回聞いた曲の中で最も聴きやすいと思ったのは,リベルタンゴを除くと,現実への三分間でした。

反対に最も退屈だったのはタンゴ組曲でした。ギターのデュオ曲で,何かギターのボディを叩いたりいろいろされていたのですが,聴いている方からすると,音が小さく強弱もあまりつかないし,2人でそれぞれ技巧の見せあいをしているようにしか感じられず,なにか内に篭った,地味で退屈な曲だなという印象しか得られませんでした。

 

正直言って,今回のコンサートは,コンサート後にすっきりしなかった,満足感が得られなかったので,行かなくても良かったかなと思いました。

楽しめなかった原因は,私がピアソラのような曲をあまり好まないため,そしてギターという楽器を好まないためだと思います(指が弦の上を滑って,キュッと鳴る音が嫌いです。)。

 

追記

1年半ほど前に新天地に引っ越してきてから,コンサートに行く回数が極端に減りました。原因はピアニストがあまり来ない土地であること,オーケストラも聴きに行きたくなる曲を定演等であまり取り上げていないことでしょうか。また数年したら転勤だと思いますが,その際にはコンサートが多い土地に引っ越せたら良いなと思います。

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新曲はじまる

久々のブログです。仕事が忙しくて,ブログを書く時間も,練習時間もなかなか取れなくなってきています。

 

発表後から始めたソナチネの曲はクーラウのOp.55-1,第1楽章でしたが,特に苦労することもなく合格しました。この曲は,左手の動きがほとんどなく,かつ,ポリフォニーではないので簡単でしたが,正直言って詰まらないなと感じました。魅力に乏しい気がします。

 

発表会前から続けていたインヴェンション8番はなんとか合格し,次は10番を練習することになりました。楽譜を見た限り,10番はトリルが難しいかなと感じています。

ところで,8番を合格したので,これまで合格したインヴェンションは,1,3,4,8,13番の5曲になりました。残り10曲です。ソナチネに比べてインヴェンションは練習していて楽しいと感じます。ソナチネと比べると格段に難しく感じるのですが,弾いていて楽しく感じるのは圧倒的にインヴェンションの方です。

 

ところで,ソナチネが終わったので,予定通りならミクロコスモスに戻るはずですが,発表会の曲もやることになるため,現在の練習時間では全部はこなせないことから,ミクロコスモスを休んで,発表会の曲をやることにしました。

 

発表会の曲は,ベートーベンの悲愴第2楽章に決めました。以前も練習したことがあるのですが,当時は結局発表会に出さずじまいでした。そこで今回再チャレンジすることに決めました。

 

ということで,今後は次の曲を練習していくことになります。

ハノン,インヴェンション10番,悲愴第2楽章

悲愴の楽譜はヘンレ版を使用します。

41KB28C7JKL._SX377_BO1,204,203,200_

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発表会終わる&今後の課題

前回5月の記事からだいぶ期間が経ってしまいました。

仕事があまりに忙しく,練習する暇が全くありません(休日は死んだように眠っています。)。

 

さて,発表会が終わりました。曲目はJ.S.bachの4つのデュエットから1番(bwv802)でした。本番の結果は散々でした。原因は練習不足と緊張だと思われます。やはり絶対的な練習量が少なすぎるのが主原因です。練習ではそれなりに弾けるようになっていたのですが,やはり練習量が極端に少なすぎるため,本番に自信をもって臨めず,うまくいかなかったように思います。ですが,まあ終わったことは仕方ありません。引き続き何とかピアノを続けることを目標にやっていきたいと思います。

 

発表会後は,インヴェンション8番とハノンを続けますが,先生からの提案で,ミクロコスモスとソナチネ(クーラウOp.55-1)を交互にやることになりました。

Daniel friedrich Rudolph Kuhlau/ Sonatine Op.55-1

 

J.S.Bach Invention 8 (BWV779)

 

個人的には,ソナチネは左手がほとんど動かないので面白くないなと感じていますが,これまで古典派の曲をほとんどやっていないので良い機会かなとも思います。

やっと夏休みになりました。今週一週間はしっかりピアノの練習ができます。少しでも進めるように練習を続けていきたいと思います。

 

なお,使用楽譜は以前から使っている次のものです。どちらも解説が充実しており練習の際に役立つと思います。

ソナチネアルバム 第1巻 初版及び初期楽譜に基づく校訂版 今井顕 校訂 初版および初期楽譜に基づく校訂版

sonatinen

 

バッハ≪インヴェンションとシンフォニア≫演奏と指導のポイント

invention

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J.S.Bach Vier Duette BWV802(5/21時点)

 

久々の音源アップです。

BWV802は全部で73小節ありますが,このうち1から21小節目までを録音しました(分量的には4分の1程度です。)。残りの小節は後日録音できしだい音源アップしていこうと思います。

J.S.Bach /BWV802, 1-21

 

発表会を2か月前に控え,自分の演奏を把握するために録音したものです。

録音する際の出力が小さかったため,音源の音量がかなり小さくなってしまいました。聴く際には音量を上げてお聴きください。

演奏しているときはあまり意識していなかったのですが,録音を聴いてみるといくつか気づく点がありました。

1 左手がもたついている。

2 両手がずれている。

3 テンポが微妙に揺れている。

 

左手の動きをよくすることと両手を合わせることは,ハノンをしっかりやる必要があるのだと思いますが,演奏の際によく耳を澄まして聴くことも大切です。

テンポについては,ひたすらメトロノームに合わせた練習が必要だろうと思います。

先は長いのですが,練習時間が取れない中なんとかここまこれたのかと感慨深いものがあります。これから発表会までGW等もないことから練習時間はほとんどないのですが,できるだけ完成度の高い演奏をしたいと思いますので,できることはやっていきたいと思います。

 

(追記)

今回の録音は次の環境で行いました。

電子ピアノ Yamaha AvantGrand N1

ICレコーダ Sony ICD-UX533FA

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J.S.Bach DUet I /BWV802(4月初め時点)

発表会に向けて,相変わらず4つのデュエット1番を練習しています。

3月は年度末であまりに仕事が忙しく,ブログを書いている暇がありませんでした。4月になり新しい部署に異動になりました。この部署は更に忙しいところのようで,春先は多少暇なものの,6月頃から年度末までずっとハードワークが続くようです(仕事から帰ったらばたんと倒れて眠るだけのような生活になりそうです。)。

ただ,4月の現時点では6月以降に比べてそれほど忙しくないことから,まだピアノを練習する余裕が若干あります。今のうちにできるだけ完成度を上げておきたいと思います。

 

さて現在練習しているデュエット1番ですが,どのように弾いたほうが良いのかについて試行錯誤を繰り返しています。

弦を爪でひっかけて鳴らすチェンバロのような楽器であれば強弱がほぼつかないので,朗々とした演奏をするのが望ましいのでしょうが,強弱のつくピアノで演奏する場合はどのように演奏したほうが良いのでしょうか(下の動画はチェンバロ演奏)。

J.S.Bach 4 Duets/Scott Ross

 

もともとバッハはこの曲をどの楽器のために作曲したのでしょうか(作曲年は1739年です。)。

バッハの生きた時代,ピアノは存在したものの,まだ完成形には程遠いものだったようです。したがってこの曲はピアノ向けに書かれたものではないと思われます。バッハが使用した楽器はオルガンやチェンバロ,クラヴィコードです。

4つのデュエットが収められている曲集は,クラヴィーア練習曲集第3部で,表題には次のとおり書かれています。

教理問答歌およびその他の賛美歌に基づく
オルガンのための種々の前奏曲集。
愛好家、および、特にこの種の作品に精通する人たちの心の慰めのために。
ポーランド国王兼ザクセン選帝侯宮廷作曲家、
およびライプツィヒ音楽隊監督、
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲。

 

この表題からは4つのデュエットがオルガン用の曲のように思えるのですが,足ペダルの指示もなく,曲の規模が小さく構成も簡易なことから,人前で演奏するのではなく,クラヴィコードで私的に演奏を楽しむために作曲したのではないかと,個人的に想像しています(4つのデュエットがどの楽器用の曲なのかはっきりしていないようで,オルガンとかチェンバロとか諸説あるようです。)

J.S.Bach Partita No.2

 

上の動画を見ていただくと分かるとおり,クラヴィコードの構造は非常に簡単で,「タンジェント」というマイナスドライバー状の真鍮の棒で弦を突き上げて音を鳴らす仕組みになっています。したがって,音の強弱やヴィヴラートなどを付けることができました(ただし,音量はたいして出ません。)。

 

クラヴィコードで弾くようにピアノで演奏する場合,くどくならない程度に強弱をつけて弾くことになると思います。そして,クラヴィコードの音量は小さく,直ぐに聴こえなくなることを考えると,ピアノで当時の演奏の印象を出すにはノンレガートで弾くことになると思います。

 

とここまで考えて,疑問が浮かびました。仮にこの曲がオルガン向けに書かれたものであれば,ノンレガートで弾くのはおかしいのではないかという疑問です。よくバッハ=バロック期=演奏楽器はチェンバロ=レガートは無理,という発想で,バッハの曲をノンレガートで演奏するのを見かけますが,その説明が当てはまるのはチェンバロ用であることが明らかな曲のみだと思います(鍵盤の先に笛が付いている構造になっているオルガンはレガートできる。)。もしオルガンで弾くように演奏するのであれば,強弱をつけずに,(クラヴィコードの演奏に比べて)レガート気味に弾くことになると思います。

 

元々想定される楽器が何かによって,全く弾き方が変わりますが,さてどちらがこの曲に相応しいのでしょうか。先に書いたように演奏楽器については諸説分かれているようで,どちらが正しいと決めるはっきりした根拠はありませんので,結局は演奏者の好みで決めることになると思われます。

仮にオルガン風に強弱無くレガート気味にこの曲を弾いた場合,のっぺりした印象になるのではないか。そうなるよりは,クラヴィコード風に強弱をつけてノンレガートで弾くのが良いように思います。本番ではクラヴィコード風に演奏したいと思います。

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J.S.Bach Duet I /BWV802(1月末時点)

大バッハの4つのデュエットから1番の練習を続けています。

現時点での課題は,音が重ならないようにすること,ノンレガートと言っても音が短くなり過ぎないこと,変な強弱が付かないようにすること,テンポが揺れないように厳格に速度を守ることです。

この曲は2声ですが,両手同時に細かい音を弾くことがないので,とても弾きやすい部類の曲だと思います。練習している際の感触では,インヴェンション13番よりも平易だと感じます。

ただし,上記の課題をきっちり守って弾くのは非常に難しいと感じます。しっかり描く指が動かないと,なかなか一音ずつを明瞭に聴かせることは困難です。ペダルも使いませんので,音を混ぜることもできません。美しく聴かせるためには,ひたすら練習するしかありません。

ただ,同じような音型が調を変えて何度も出現しますので,練習時間があまりとれなくとも,曲を覚えやすいし,指も慣れやすいという点では良い曲だと思います。

 

曲想も,ハノンが好きな方は向いている曲かもしれません(出だしが既にハノン39番を彷彿とさせる音型です。)。

 

曲の難易度を調べたところ,ヘンレ出版社のHPによればBWV802は4から5に跨っていましたので,「易しい」から少し「中くらい」に入り込んだ程度の難しさということになります。ちなみに難易度の指標となる曲は次のとおりとされています。

1(easy) Notebook for Anna Magdalena Bach, No.4 and 5

2(easy) Well-Tempered Clavier I, No.1 Prelude

3(easy) Beethoven, Piano Sonatas Op.49-1 and 2

4(medium) Grieg, Lyric Pieces Op.12-4

E.

 

5(medium) Schumann, Fantasy Pieces Op.12-1

R.Schumann/ Fantasy Pieces Op.12-1

 

6(medium) Chopin, Nocturnes Op.27-1 and 2

F.F.Chopin/ Nocturne Op.27-1

 

7(difficult)Beethoven, Piano Sonatas Op.10-3

L.V.Beethoven/ Piano Sonata Op.10-3

 

8(difficult)Beethoven, Piano Sonatas Op.81a

L.V.Beethoven/ Piano Sonata Op.81a

 

9(difficult)Schumann, Toccata Op.7

R.Schumann/ Toccata Op.7

 

 

さらに4・5程度の難易度の大バッハの曲は他に何があるか調べてみたところ,フランス組曲(BWV813,817)や,シンフォニア(2番,4番,6番,9番,13番)がありました(ちなみにインヴェンション13番は難易度4でした。)。

先生からは「美しい音で弾く」という点を強調して指導されているので,自分の音やタッチを確認しつつ,練習を続けていこうと思います(発表会は夏ですので,まだまだ時間的な余裕はあります。)。

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コンサート

久々にコンサートに行ってきました。

曲目はヘンデルのメサイアです。

ヘンデルメサイアとベートーヴェンの合唱付きは,日本各地でそれぞれクリスマスと年末に演奏されることが多いと思いますが,以前住んでいた地域ではメサイアの演奏は結局1度もなされずじまいでした。

4月に引っ越してきたこちらの地域では,クリスマス時期になると各種団体がメサイアのコンサートを行っています。近くにある教会のメサイアは仕事のため聴きに行くことができませんでしたが,近くの女子大が主催しているチャリティーコンサートを聴くことができました。

このチャリティーコンサートには,以前合唱団員として出演したこともあり,ソリストが歌っている間,照明でぽかぽかと温まって,眠たいなと思いながらステージにいたことを思い出しました。

 

さて演奏ですが,まず合唱について,女声・男声の比率がアンバランスなように感じました。

女子大主催なので,ソプラノもアルトも大所帯でした。現役高校・大学生の合唱団員が加わっているので,声質が合唱コンクールの中高生部門のような感じに聴こえました。これに対し,男声は有志参加のため,女声に比べ極端に人数が少なく,しかも高齢者が多いため,声に芯がなく弱弱しく感じました。その結果,ソプラノとバスが際立つ混声合唱ではなく,ソプラノがぐいぐい引っ張っていく女声合唱を聴いているように感じました。男声が,大所帯の女声に塗りつぶされている印象です。

ただ,女声に若い方が多いので高音が非常によく出ており,その点はとても素晴らしいなと思いました。特に「And the glory, the glory of the Lord」や「Hallelujah」のKing of kings and lord of lordsあたりのソプラノは,ピンとした高音が維持され,緊張と興奮が徐々に高まっていくのが伝わってきて素晴らしいと思いました。

And the glory, the glory of the Lord

 

Hallelujah

 

楽器の方は,何か恐る恐る音を出している印象で,演奏も拙く感じましたが,コンサートから帰ってプログラムを読んでみると,女子大付属中学の生徒も加わって演奏しているとのことだったので,そういうことかと得心しました(子供のころから場数を踏ませ,自信をつけさせることは大切です。)。よい取り組みだと思います。

まあ有志によるチャリティーコンサートなので,いろいろ難点があるのが普通ですから,細かいことには目を瞑って楽しむのが吉です。

 

 

メサイアは,有名なハレルヤコーラスよりも,最後の「Worthy is the Lamb that was slain」こそが最も素晴らしいと思いますので,動画を紹介しておこうと思います。

Worthy is the Lamb that was slain

 

この曲の後半はアーメンコーラスと言われ,ただひたすらアーメンを繰り返します。聴き手にはポリフォニーの素晴らしさがよく伝わる部分ではないかと思いますが,歌い手としては酸欠でとても苦しい箇所だったりします。ただ,大所帯で歌うと音のうねりの中に体ごと呑み込まれる感覚を味わえるのがとても快感で,中毒性があります。

今回のコンサートは各声部のバランスという意味ではよくなかったので,各声部は明瞭に聞こえてこなかったのですが,女声が大所帯だったため,客席にいたにもかかわらず音のうねりの中に体ごと呑まれる感覚を味わうことができました。

 

演奏を聴きながら,4月に引っ越してきて,仕事が忙しかったりしてピアノも満足に練習できなくなりましたが,何とか無事年末を迎えられそうだなという感慨が浮かんできました(私にとっては,第九よりもメサイアの方が年の瀬を実感させるようです。)。また日ごろの疲れが癒されていく感じもしました。

さて来週もうひと踏ん張り仕事をしたら,やっと年末年始の休みになります。やっとピアノを練習できるようになります。

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