練習再開

年度末の忙しさも過ぎ去り,年度初めの慌ただしさもひと段落して,やっとピアノを練習できる環境になってきました。ということで,練習を再開したいと思います。

 

直近の記事は去年の12月でしたが,それから今まで練習できないながらもレッスンには通い続けるという生活でした。練習できないため,毎週同じ個所を指摘されていたのですが,練習時間が取れないものですからやむを得ないところがありました。

このたび,やっと練習時間が確保できるようになりましたので,大いに練習していきたいと思います(ただし,練習時間がまともに取れるのは,去年と同じく,今の時期から秋頃までになります。)。

現在練習しているのは,ベートーヴェンのソナタ悲愴2楽章,インヴェンション10番,ハノンの3つです。ミクロコスモスは,同時並行して進める余裕がなかったため,お休みになっていますが,ソナタを発表会で演奏してしまった後空いたところに入れようと考えています。

現在は,まず指を元通り動かせるようにするため,ハノンを最も時間をかけてこなしています。その次が夏の発表会で演奏する悲愴になります。そして優先順位が最も低いのがインヴェンションになります(ただし,面白さでいうとこの逆順になります。)。

練習再開した時点での各曲の課題を書いておこうと思います(今回は悲愴のみ)。

 

悲愴ソナタ第2楽章

1 外声部(最低音)の音量をどの程度出すか。

 参考として,この曲の動画をよく見ているのですが,どの動画も最高音をはっきり出しており,いわば「旋律+伴奏」型のように聴こえます。しかし,楽譜を見ると,最高音と最低音は反進行等している部分も多くあるように思われ,そのような個所の外声部は,ポリフォニー音楽のように,音の移り変わり(横の流れ)を際立たせて聴かせる必要があるように思います。そのように理解すると,最低音をある程度大きな音量で弾く必要が出てきます。

 他方,この曲の左手を見ると,同音連打の箇所やアルペジオになっている個所もあります。こういう個所では,明らかに「旋律+伴奏」型だと思われるため,最低音を際立せる意味合いは薄れるように思います。

 そうすると,これらの箇所と前述の反進行している個所とでは最低音の音量が異なってくるのではないかとの疑問が浮かんできます。全体のバランスを考えたとき,難しいなと感じています。

2 縦をきちんと揃えること。

 今までピアノをまともに練習できなかったのが影響しているのだと思いますが,分散和音でもないのに,和音をばらばらに打鍵してしまうことが時折見られます。練習するしかないのですが,きちんと弾けているかを確認するため,ピアノよりも音の鋭いチェンバロの音色で練習したりしています。今後もしバラク続けていこうと思います。

3 テンポを揺らさない。

 37小節目から勢いに乗ってアッチェルになりがちです。この曲は途中でテンポが変わりませんので,最初から最後まで一定の速さで弾くようにメトロノームで練習する必要があります。

4 同音連打をどう弾くか。

 この曲は,左手が同音連打の箇所がいくつかあります。同音連打にされている意図は,右手の旋律を際立たせるため(ちょうど,ソロ歌手とバックコーラスの関係のような)だと思われますが,ペダルのためか音が大きくなりがちです。もう少しペダルを軽く踏むように練習が必要だと思われます。

 

 

 

完成ははるか先ですが,できる限り完成度を上げて発表会に臨みたいと思います。

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(写真は山中をトレッキングしていた際見かけた花)

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コンサート

仕事が忙しすぎて,ピアノの練習時間がほぼ無くなってしまい,何度レッスンを受けても上達しない日々が続いています。このような日々は来年3月いっぱいまで続きます・・・。もうひと踏ん張りすれば,年末になります。

 

本当に久々にコンサートに行ってきました。チャリティーコンサートです。

曲名はヘンデルのメサイアです。

去年も聴いた団体ですが,主催が女子大で,参加者も大学生や附属高校生,OGが主なので,女性の割合が非常に高い構成になっています。しかも,男声は比較的高齢なのに対し,女声は若年層が非常に多いので,男声の声量が圧倒的に不足しています。

オケの演奏も拙いので,結局,演奏レベルは全然高くないのですが,それでも大人数が真剣に演奏している様子は心を打つものがあります。

それを感じ取っているからだと思いますが,今年も満員で,最後尾に追加の椅子を並べても足りずに,壁一面に立ち見が出ていました(毎年恒例のコンサートなので,楽しみにしている方が多いのだと思います。)。

 

昨年はメサイアの最後あたりで寄付を募る生徒が回ってきたように思ったのですが,今年はメサイアが全部終わったのちに,アンコールで「O Holy Night 」を歌っている間に寄付を募る生徒が回ってきました。こちらの方がスマートで良いなと思います。

なお,募金集めが終わった後は会場全体でお祈りを捧げ,その後に「きよしこの夜」の演奏で終わりになりました。

演奏の質としては大したことはないのですが,とてもリフレッシュできた,良いコンサートでした。

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コンサート

室内楽のコンサートに行きました。今回はアストル・ピアソラの特集で,演奏曲目は次のとおり。

リベル・タンゴ

エル・デスバンデ

大草原の夕暮れ

プレパレンセ

さよならパリ

アディオス・ノニーノ

天使のミロンガ

フーガ9

エスクアロ

オブリビオン

タンゴ組曲

現実への三分間

(アンコール)ブエノスアイレスの夏

 

 

1曲1曲は良い曲なのですが,さらさらと流れずに妙に詰まる感じの曲が多く,かつ,感情過多な印象を受けてしまい全曲聴き通すのは辛いものがありました(特に感情過多な曲は演歌調に聴こえてしまい,辟易してしまいました。)。妙に詰まると感じたのは,元々リズム優位な曲が多いだけでなく,音が短く切れているからだと思われます。

今回聞いた曲の中で最も聴きやすいと思ったのは,リベルタンゴを除くと,現実への三分間でした。

反対に最も退屈だったのはタンゴ組曲でした。ギターのデュオ曲で,何かギターのボディを叩いたりいろいろされていたのですが,聴いている方からすると,音が小さく強弱もあまりつかないし,2人でそれぞれ技巧の見せあいをしているようにしか感じられず,なにか内に篭った,地味で退屈な曲だなという印象しか得られませんでした。

 

正直言って,今回のコンサートは,コンサート後にすっきりしなかった,満足感が得られなかったので,行かなくても良かったかなと思いました。

楽しめなかった原因は,私がピアソラのような曲をあまり好まないため,そしてギターという楽器を好まないためだと思います(指が弦の上を滑って,キュッと鳴る音が嫌いです。)。

 

追記

1年半ほど前に新天地に引っ越してきてから,コンサートに行く回数が極端に減りました。原因はピアニストがあまり来ない土地であること,オーケストラも聴きに行きたくなる曲を定演等であまり取り上げていないことでしょうか。また数年したら転勤だと思いますが,その際にはコンサートが多い土地に引っ越せたら良いなと思います。

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新曲はじまる

久々のブログです。仕事が忙しくて,ブログを書く時間も,練習時間もなかなか取れなくなってきています。

 

発表後から始めたソナチネの曲はクーラウのOp.55-1,第1楽章でしたが,特に苦労することもなく合格しました。この曲は,左手の動きがほとんどなく,かつ,ポリフォニーではないので簡単でしたが,正直言って詰まらないなと感じました。魅力に乏しい気がします。

 

発表会前から続けていたインヴェンション8番はなんとか合格し,次は10番を練習することになりました。楽譜を見た限り,10番はトリルが難しいかなと感じています。

ところで,8番を合格したので,これまで合格したインヴェンションは,1,3,4,8,13番の5曲になりました。残り10曲です。ソナチネに比べてインヴェンションは練習していて楽しいと感じます。ソナチネと比べると格段に難しく感じるのですが,弾いていて楽しく感じるのは圧倒的にインヴェンションの方です。

 

ところで,ソナチネが終わったので,予定通りならミクロコスモスに戻るはずですが,発表会の曲もやることになるため,現在の練習時間では全部はこなせないことから,ミクロコスモスを休んで,発表会の曲をやることにしました。

 

発表会の曲は,ベートーベンの悲愴第2楽章に決めました。以前も練習したことがあるのですが,当時は結局発表会に出さずじまいでした。そこで今回再チャレンジすることに決めました。

 

ということで,今後は次の曲を練習していくことになります。

ハノン,インヴェンション10番,悲愴第2楽章

悲愴の楽譜はヘンレ版を使用します。

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発表会終わる&今後の課題

前回5月の記事からだいぶ期間が経ってしまいました。

仕事があまりに忙しく,練習する暇が全くありません(休日は死んだように眠っています。)。

 

さて,発表会が終わりました。曲目はJ.S.bachの4つのデュエットから1番(bwv802)でした。本番の結果は散々でした。原因は練習不足と緊張だと思われます。やはり絶対的な練習量が少なすぎるのが主原因です。練習ではそれなりに弾けるようになっていたのですが,やはり練習量が極端に少なすぎるため,本番に自信をもって臨めず,うまくいかなかったように思います。ですが,まあ終わったことは仕方ありません。引き続き何とかピアノを続けることを目標にやっていきたいと思います。

 

発表会後は,インヴェンション8番とハノンを続けますが,先生からの提案で,ミクロコスモスとソナチネ(クーラウOp.55-1)を交互にやることになりました。

Daniel friedrich Rudolph Kuhlau/ Sonatine Op.55-1

 

J.S.Bach Invention 8 (BWV779)

 

個人的には,ソナチネは左手がほとんど動かないので面白くないなと感じていますが,これまで古典派の曲をほとんどやっていないので良い機会かなとも思います。

やっと夏休みになりました。今週一週間はしっかりピアノの練習ができます。少しでも進めるように練習を続けていきたいと思います。

 

なお,使用楽譜は以前から使っている次のものです。どちらも解説が充実しており練習の際に役立つと思います。

ソナチネアルバム 第1巻 初版及び初期楽譜に基づく校訂版 今井顕 校訂 初版および初期楽譜に基づく校訂版

sonatinen

 

バッハ≪インヴェンションとシンフォニア≫演奏と指導のポイント

invention

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J.S.Bach Vier Duette BWV802(5/21時点)

 

久々の音源アップです。

BWV802は全部で73小節ありますが,このうち1から21小節目までを録音しました(分量的には4分の1程度です。)。残りの小節は後日録音できしだい音源アップしていこうと思います。

J.S.Bach /BWV802, 1-21

 

発表会を2か月前に控え,自分の演奏を把握するために録音したものです。

録音する際の出力が小さかったため,音源の音量がかなり小さくなってしまいました。聴く際には音量を上げてお聴きください。

演奏しているときはあまり意識していなかったのですが,録音を聴いてみるといくつか気づく点がありました。

1 左手がもたついている。

2 両手がずれている。

3 テンポが微妙に揺れている。

 

左手の動きをよくすることと両手を合わせることは,ハノンをしっかりやる必要があるのだと思いますが,演奏の際によく耳を澄まして聴くことも大切です。

テンポについては,ひたすらメトロノームに合わせた練習が必要だろうと思います。

先は長いのですが,練習時間が取れない中なんとかここまこれたのかと感慨深いものがあります。これから発表会までGW等もないことから練習時間はほとんどないのですが,できるだけ完成度の高い演奏をしたいと思いますので,できることはやっていきたいと思います。

 

(追記)

今回の録音は次の環境で行いました。

電子ピアノ Yamaha AvantGrand N1

ICレコーダ Sony ICD-UX533FA

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J.S.Bach DUet I /BWV802(4月初め時点)

発表会に向けて,相変わらず4つのデュエット1番を練習しています。

3月は年度末であまりに仕事が忙しく,ブログを書いている暇がありませんでした。4月になり新しい部署に異動になりました。この部署は更に忙しいところのようで,春先は多少暇なものの,6月頃から年度末までずっとハードワークが続くようです(仕事から帰ったらばたんと倒れて眠るだけのような生活になりそうです。)。

ただ,4月の現時点では6月以降に比べてそれほど忙しくないことから,まだピアノを練習する余裕が若干あります。今のうちにできるだけ完成度を上げておきたいと思います。

 

さて現在練習しているデュエット1番ですが,どのように弾いたほうが良いのかについて試行錯誤を繰り返しています。

弦を爪でひっかけて鳴らすチェンバロのような楽器であれば強弱がほぼつかないので,朗々とした演奏をするのが望ましいのでしょうが,強弱のつくピアノで演奏する場合はどのように演奏したほうが良いのでしょうか(下の動画はチェンバロ演奏)。

J.S.Bach 4 Duets/Scott Ross

 

もともとバッハはこの曲をどの楽器のために作曲したのでしょうか(作曲年は1739年です。)。

バッハの生きた時代,ピアノは存在したものの,まだ完成形には程遠いものだったようです。したがってこの曲はピアノ向けに書かれたものではないと思われます。バッハが使用した楽器はオルガンやチェンバロ,クラヴィコードです。

4つのデュエットが収められている曲集は,クラヴィーア練習曲集第3部で,表題には次のとおり書かれています。

教理問答歌およびその他の賛美歌に基づく
オルガンのための種々の前奏曲集。
愛好家、および、特にこの種の作品に精通する人たちの心の慰めのために。
ポーランド国王兼ザクセン選帝侯宮廷作曲家、
およびライプツィヒ音楽隊監督、
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲。

 

この表題からは4つのデュエットがオルガン用の曲のように思えるのですが,足ペダルの指示もなく,曲の規模が小さく構成も簡易なことから,人前で演奏するのではなく,クラヴィコードで私的に演奏を楽しむために作曲したのではないかと,個人的に想像しています(4つのデュエットがどの楽器用の曲なのかはっきりしていないようで,オルガンとかチェンバロとか諸説あるようです。)

J.S.Bach Partita No.2

 

上の動画を見ていただくと分かるとおり,クラヴィコードの構造は非常に簡単で,「タンジェント」というマイナスドライバー状の真鍮の棒で弦を突き上げて音を鳴らす仕組みになっています。したがって,音の強弱やヴィヴラートなどを付けることができました(ただし,音量はたいして出ません。)。

 

クラヴィコードで弾くようにピアノで演奏する場合,くどくならない程度に強弱をつけて弾くことになると思います。そして,クラヴィコードの音量は小さく,直ぐに聴こえなくなることを考えると,ピアノで当時の演奏の印象を出すにはノンレガートで弾くことになると思います。

 

とここまで考えて,疑問が浮かびました。仮にこの曲がオルガン向けに書かれたものであれば,ノンレガートで弾くのはおかしいのではないかという疑問です。よくバッハ=バロック期=演奏楽器はチェンバロ=レガートは無理,という発想で,バッハの曲をノンレガートで演奏するのを見かけますが,その説明が当てはまるのはチェンバロ用であることが明らかな曲のみだと思います(鍵盤の先に笛が付いている構造になっているオルガンはレガートできる。)。もしオルガンで弾くように演奏するのであれば,強弱をつけずに,(クラヴィコードの演奏に比べて)レガート気味に弾くことになると思います。

 

元々想定される楽器が何かによって,全く弾き方が変わりますが,さてどちらがこの曲に相応しいのでしょうか。先に書いたように演奏楽器については諸説分かれているようで,どちらが正しいと決めるはっきりした根拠はありませんので,結局は演奏者の好みで決めることになると思われます。

仮にオルガン風に強弱無くレガート気味にこの曲を弾いた場合,のっぺりした印象になるのではないか。そうなるよりは,クラヴィコード風に強弱をつけてノンレガートで弾くのが良いように思います。本番ではクラヴィコード風に演奏したいと思います。

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