コンサート

久々にコンサートに行ってきました。

曲目はヘンデルのメサイアです。

ヘンデルメサイアとベートーヴェンの合唱付きは,日本各地でそれぞれクリスマスと年末に演奏されることが多いと思いますが,以前住んでいた地域ではメサイアの演奏は結局1度もなされずじまいでした。

4月に引っ越してきたこちらの地域では,クリスマス時期になると各種団体がメサイアのコンサートを行っています。近くにある教会のメサイアは仕事のため聴きに行くことができませんでしたが,近くの女子大が主催しているチャリティーコンサートを聴くことができました。

このチャリティーコンサートには,以前合唱団員として出演したこともあり,ソリストが歌っている間,照明でぽかぽかと温まって,眠たいなと思いながらステージにいたことを思い出しました。

 

さて演奏ですが,まず合唱について,女声・男声の比率がアンバランスなように感じました。

女子大主催なので,ソプラノもアルトも大所帯でした。現役高校・大学生の合唱団員が加わっているので,声質が合唱コンクールの中高生部門のような感じに聴こえました。これに対し,男声は有志参加のため,女声に比べ極端に人数が少なく,しかも高齢者が多いため,声に芯がなく弱弱しく感じました。その結果,ソプラノとバスが際立つ混声合唱ではなく,ソプラノがぐいぐい引っ張っていく女声合唱を聴いているように感じました。男声が,大所帯の女声に塗りつぶされている印象です。

ただ,女声に若い方が多いので高音が非常によく出ており,その点はとても素晴らしいなと思いました。特に「And the glory, the glory of the Lord」や「Hallelujah」のKing of kings and lord of lordsあたりのソプラノは,ピンとした高音が維持され,緊張と興奮が徐々に高まっていくのが伝わってきて素晴らしいと思いました。

And the glory, the glory of the Lord

 

Hallelujah

 

楽器の方は,何か恐る恐る音を出している印象で,演奏も拙く感じましたが,コンサートから帰ってプログラムを読んでみると,女子大付属中学の生徒も加わって演奏しているとのことだったので,そういうことかと得心しました(子供のころから場数を踏ませ,自信をつけさせることは大切です。)。よい取り組みだと思います。

まあ有志によるチャリティーコンサートなので,いろいろ難点があるのが普通ですから,細かいことには目を瞑って楽しむのが吉です。

 

 

メサイアは,有名なハレルヤコーラスよりも,最後の「Worthy is the Lamb that was slain」こそが最も素晴らしいと思いますので,動画を紹介しておこうと思います。

Worthy is the Lamb that was slain

 

この曲の後半はアーメンコーラスと言われ,ただひたすらアーメンを繰り返します。聴き手にはポリフォニーの素晴らしさがよく伝わる部分ではないかと思いますが,歌い手としては酸欠でとても苦しい箇所だったりします。ただ,大所帯で歌うと音のうねりの中に体ごと呑み込まれる感覚を味わえるのがとても快感で,中毒性があります。

今回のコンサートは各声部のバランスという意味ではよくなかったので,各声部は明瞭に聞こえてこなかったのですが,女声が大所帯だったため,客席にいたにもかかわらず音のうねりの中に体ごと呑まれる感覚を味わうことができました。

 

演奏を聴きながら,4月に引っ越してきて,仕事が忙しかったりしてピアノも満足に練習できなくなりましたが,何とか無事年末を迎えられそうだなという感慨が浮かんできました(私にとっては,第九よりもメサイアの方が年の瀬を実感させるようです。)。また日ごろの疲れが癒されていく感じもしました。

さて来週もうひと踏ん張り仕事をしたら,やっと年末年始の休みになります。やっとピアノを練習できるようになります。

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